ノアライルズさんは、アメリカ合衆国出身の陸上競技選手。
短距離で、パリオリンピック制覇を目指しています。
今回の話題は、ノアライルズ選手の走り方。
このページでは、
- 「ノアライルズの走り方は?」
- 「ノアライルズの走り方を習得する方法は?」
- 「ノアライルズのジャンプ力も驚異的!」
などについてお伝えします。
どうぞ、ご覧ください。
【動画】ノアライルズの走り方は?
【動画】ノアライルズ選手は後半に強い
ノアライルズ選手の特徴は、「後半に強い」ことです。
「スピードが落ちない」あるいは「加速する」といった感じで、
競争相手の選手に追いつき、追い抜き、ゴールで圧倒します。
その後半に強いノアライルズ選手を見られるのは、
100mよりも200mのときが多いです。
2022年の「世界陸上オレゴン 男子200m決勝」では、
「200mを19秒31」でゴールして、
ノアライルズ選手は世界を驚かせました。
動画は、
「TBS陸上ちゃんねる【公式】 – YouTube」でチェックしました。
「2023年世界陸上ブダペスト」の「TBS陸上ちゃんねる【公式】- YouTube」は、
ノアライルズ選手の3連覇達成を収めています。
100mの場合は他の選手との差が開くことがないので、
「圧倒的な感じ」をとらえにくいですが、
後半に追い抜くスタイル(走り方)は200mのときと同じです。
サイドカメラのアングルの動画がありましたので、
ノアライルズ選手が競争相手を追い抜く瞬間を目撃してください。
走り方ということでは、
「Yahoo!知恵袋」で次のように見ているベストアンサーがありました。
トップスピード到達点の違い
ウサインボルト氏が世界で無敵を誇っていた頃、
次のような分析グラフが出ていました。
リオ金メダルのウサインボルト氏は、
75メートル地点でトップスピードに達しています。
「秒速は11.85」
それに対して、
リオ銀メダルのジャスティンガトリン氏は、
55メートル地点でトップスピードに達しています。
「秒速は11.62」
秒速で比較するとジャスティンガトリン氏の速いのですが、
55メートル地点でトップスピードに達してしまうので、
残りの45メートルはスピードが落ちているということになるのです。
ノアライルズ選手はウサインボルト氏と同じで、
トップスピード到達点が後半にあるタイプで、
「スピードが落ちる距離が短い」と言えます。
それで、
後半に競争相手を追い抜いてゴールするという結果が生まれるのでしょう。
実況では「オマンヤラ(Omanyala)選手が勝った」ようなことになっていますが、
タイムではノアライルズ選手のほうが速という結果。
見ていただきたいポイントは、
後半でノアライルズ選手が加速していくところです。
ノアライルズの走り方を習得する方法は?
「身体能力やフィジカルの差がある」ことは別にして、
ノアライルズ選手の走り方を習得する方法を調べてみました。
参考にさせてもらったのは、
YouTubeチャンネル「SPRINT ACADEMY SHIZUOKA」です。
『ノア・ライルズの類稀なる重心移動のテクニック』というテーマで、
走り方とトレーニングを紹介しています。
まずは、ノアライルズ選手の走り方。
5つのポイントをチェック。
解説しているのは、川瀬 聡一朗(スプリントスキルコーチ)さんです。
指導実績は、「浜松商業高校陸上競技部短距離コーチ」
「ジムで小学生を中心に延べ800人以上を指導」「実業団チームコーチ」
「パーソナルトレーニング」「オンラインコーチング」など。
「ノアライルズ選手の走り方を習得する方法」については、
重心移動のスキルをアップするということで、
10通りのトレーニングがあげられています。
- メディシンボール投げ
- 立幅跳びダッシュ
- 低重心のランジウォーク
- レジステッド走
- スピードバウンディング
- ニーアップ&ドロップ
- ギャロップ
- ストレートレッグ
- ランジウォーク
- ノルディックハムスリングス
ここでは、
「メディシンボール投げ」のトレーニングの様子だけを確認していただきます。
メディシンボールを真上に投げる。
(力の出し方の感覚)
メディシンボールを前に向けて投げる。
(前への重心移動の感覚)
メディシンボールを投げて、そのままスタート(ダッシュする)。
(重心移動からのスタートダッシュの感覚)
基礎から応用まで本格的にトレーニングをしたい人は、
YouTubeチャンネル「SPRINT ACADEMY SHIZUOKA」で、
何度も動画を見てください。
ノアライルズのジャンプ力も驚異的!
ノアライルズ選手がジャンプするのは、
スタート前の「ルーティン」あるいは「パフォーマンス」の1つです。
そのジャンプが驚異的だったのは、
2023年の世界陸上(ハンガリー・ブダペスト )の100mを走る前でした。
まるでアニメの世界のようなジャンプの高さを見せたノアライルズ選手。
カメラ(画像)にとらえられた瞬間。
レースの結果以上に話題になった「ノアライルズ選手にジャンプ」について、
「THE ANSWER 」(スポーツ文化・育成&総合ニュース・コラムのサイト)は、
次のような見出しで伝えていました。
記事の中では、
英ラジオ局で実況を務めるアルバロ・ロメオ氏のX投稿のコメントが引用されています。
「世界陸上の録画を見ているんだけど、男子100メートル決勝の直前にノア・ライルズが地球から飛んで行ってしまうようなウォーミングアップのジャンプをしていた。誰か気づいた?」
アルバロ・ロメオ氏の原文投稿。
他にも次のような反応があったそうです。
ノア・ライルズがセビリア(スタートラインに並んだ選手)の背丈を越えるジャンプをした
走り幅跳びにもいつか挑戦してほしい
これ本物?(合成を疑う声)
ノアライルズ選手が驚異的なジャンプを見せた100mの結果は、金メダル。
担当のランス・ブローマン・コーチは、
ノアライルズ選手の100mで金メダルを獲得したことについて、
次のようなコメントを残しています。
「多くの人が彼(ノア)は200や400の選手であって100には向いていないと言っていたけれど、私は選手がやりたいことに耳を傾けている。彼は100メートルを以前からずっと走りたかったんだ」
この日のジャンプの高さは、
長年積み重ねてきたノアライルズ選手の思いの高さだったのかもしれませんね。
まとめ
ノアライルズ選手の走り方は、陸上経験のある人、走り方の理論がわかる人、
トレーニング方法の理論がわかる人でないと、マネをすることもできないと思います。